【西荻窪】「それいゆ」で温かな喫茶店文化を堪能する

それいゆの外観

1965年創業の「それいゆ」は、古い喫茶店が多く残る街・西荻窪で、55年以上にわたって愛され続けている老舗の喫茶店です。

「変わっていく街の中で、いつまで経っても変わらない場所でありたい。」

そんな想いを大切にしているお店だからこそ味わえる、温かな喫茶店文化を堪能してきました。

▼それいゆが掲載されている本

目次

青い屋根に「それいゆ」の文字が目を惹く外観

それいゆの外観

西荻窪駅南口から1分ほど歩くと見えてくる、青い屋根の建物。

ひらがなで描かれた「それいゆ」の文字が一際目を惹きます。

店先には何台もの自転車が止まっていて、地元の常連客が多いことが伺えました。

大きな窓からは店内の様子が見えて、薄暗い空間にオレンジ色の照明が温かく、ゆったりと寛ぐ人々の姿に安心感を覚えました。

扉を開けると「お好きな席にどうぞ」の人声が。

日曜日の午前10時過ぎ、開店直後にも関わらず店内はまばらに埋まっていましたが、贅沢にもテーブルの席に座らせてもらいました。

レトロでありながら開放的な店内

それいゆの内観

それいゆの店内は、淑やかでありながら開放的な雰囲気です。

花びらの形の照明と赤い床が上品な空間に、静かに流れるピアノ曲が優雅な雰囲気を演出。

棚に並んだフランス人形とたくさんの古本は、何だか文化的な薫りを感じさせます。

一見すると夜が似合いそうな空間なのだけれど、大きな窓からは陽の光が差し込んで、朝の開放的な明るさが感じられました。

店内には、本を読んだり勉強をしたり、モーニングを嗜んだりと自由な時間を楽しむ人々の姿が。

文化的な温かさと明るい開放感が同居する空間だからこそ、訪れた人はすんなりと自分の世界に入っていけるのでしょう。

それいゆの内観

中央にある丸テーブルの上には、水出し珈琲を抽出する器具が置かれていました。

店員さんが水を入れる様子から、こちらの器具を使ってアイス珈琲が淹れられているようです。

今回は店内を見渡せる端っこの席に座ったけれど、次は丸テーブルの席でアイス珈琲が抽出される様子を眺めてみたいと思いました。

それいゆのメニュー

それいゆのメニュー

食事メニューが充実している点も、それいゆの魅力のひとつ。

10時〜11時30分のモーニングの時間帯には、厚焼きトーストやベーコンエッグトーストなど、さまざまなトーストのメニューを、

11時30分〜15時30分のランチの時間帯には、ナポリタンやカレーライス、ピラフなどの喫茶店らしさ溢れるメニューを注文することができます。

ドリンク付きで1,000円以下のセットが多く、親しみやすいお値段なのも嬉しいところ。

それいゆのスイーツ

スイーツの用意もあり、ガラスケースに入ったパウンドケーキに心惹かれました。

今回は悩みに悩んだ末、モーニングの「練乳のミルクトーストセット」を注文。

朝から甘いものをいただけるなんて、喫茶店ならではの贅沢です。

練乳のミルクトーストとホット珈琲

練乳のミルクトースト

バターがたっぷりと染み込んだトーストの甘さと、アーモンドのサクサク感が絶品の「練乳のミルクトースト」。

付属の練乳ミルクはスフレのように柔らかく、トーストに載せるとスイーツのような仕上がりになります。

朝から甘いもの欲を満たしてくれる、大満足のトーストでした。

ホット珈琲

珈琲はさらっとした口当たりで、苦味と酸味のバランスが良いお味。

ミルクトーストの甘さと珈琲の苦味がお互いの良さを引き立て合うので、さまざまな味わいを楽しむことができました。

店舗情報

それいゆの外観

西荻窪という古き良き街の中で、温かな雰囲気と美味しい食事を提供してくれる喫茶店、「それいゆ」。

そこには、開放感溢れる明るい雰囲気で、常連客や初めて訪れる人をそっと包み込むようなやさしさが溢れていました。

ほっと一息つきたい週末に、ぜひとも訪れてほしい喫茶店です。

それいゆ

  • 創業  : 1965年(昭和40年)
  • 住所  : 〒167-0053 東京都杉並区西荻南3丁目15−7
  • アクセス: 西荻窪駅南口から徒歩3分
  • 営業時間: 10:00〜20:00
  • 定休日 : 無休
  • 座席数 : 40席
  • 喫煙  : 全席禁煙
  • サイト : 公式Instagram公式Twitter食べログ

▼それいゆが掲載されている本

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