ナツリンブログ

生きてきた中で唯一後悔していること

人生で唯一の後悔

私は、人生で後悔したことがほとんどない。

遠回りが多い人生だったし、失敗だって何度もしてきた。だけど躓く経験があったからこそ学ぶことができたし、人の痛みを少しは理解できるようになったと思っている。だから私は基本的に、後悔することなんてないのである。

そんな人生だけど、生きてきた中で「もっとこうしていれば良かった」と思うことがひとつだけある。今日は私が後悔する唯一のことについて話そうと思う。

人生で後悔する唯一のこと

たったひとつ私が後悔しているのは、「もっと自分の本心を信じれば良かった」ということである。

私は自分の本心が認められない環境で生きてきた。親にやりたいことを伝えても、「本当にできるの?」「お金かかるのに」とため息交じりに消極的な言葉が返ってくるような家庭だった。次第に「どうせ言っても拒絶される」という思いから、やりたいことを諦めるのがクセになってしまった。

中学生になる頃には「親がOKしてくれること」ばかりを選ぶようになり、本当はもっとやりたいことがあるのに、「才能がなければお金がかかることをしてはいけない」と、自分を抑えるようになってしまった。

だけど親が望むことをいくらやっても、幸せを感じることはなかった。虚無感を感じていたし、本当の自分の才能が潰されていく感覚を味わい続けていた。

だから私は親元を離れた後、お金と時間をかけて「本当の自分」を取り戻そうとした。

「五感を使ってあらゆることを吸収し、表現したい」という思いがあったため、社会人向けのデザイン学校に通ったし、心理カウンセラー養成スクールにも通った。そして「表現する場所」としてこのブログを作った。

心からやりたかったことをするために、お金も時間もすごくかかったけれど、私は今が一番幸せだ。

やりたいことが少しずつできるようになって思うことは、「やっぱり自分の本心を無視してはいけない」ということだ。本心を抑えると、自分を見失ってしまう。それにどれだけ長く遠回りしたとしても、自分にとっての幸せを突き詰めると、結局「本当の自分」に帰ってきてしまうのだから。

だから私が唯一後悔することがあるとしたら、「もっと早く本心に従っていれば良かった」ということだ。

信じるべきは、親でも友達でも世の常識でもなく、「自分の本心」だったと強く思うのだ。

心の声に耳を澄ませよ

ここでいう本心とは「魂が成長のために求めるもの」であって、目前の欲求や快楽とは異なるものである。

私は常々思うのだ。どうすればいいかの答えは、自分の魂が一番ちゃんと知っているんじゃないのかと。たとえ厳しい道だとわかっていても、挑戦せずにはいられない時が何度もあるはずだ。

魂はいつも答えを囁いていて、昔はそれが聴こえていた。なのに成長するにつれて自信を失い、魂の声を聴かなくなってしまう。「親が望んでるからこっちにした方がいいのかな」「世間的に正しいやり方に従った方がいいのかな」と外の思考が自分の「心」に置き換わってしまう。

そして気づけば自分を失い、頑張っているはずなのにいつまでたっても、心は満たされない。

一度、外から聞こえる声は聞き流して、自分の心の声に耳を澄ましてみよう。

「本当は何がしたいの?」「どうすれば幸せだと感じるの?」答えを知っているのは他の誰でもなく、自分でしかないのだから。

心の声を聴かなければ、進むべき道は見えてこないのではないだろうか。

まとめ

私は20年以上、心の声を無視して生き続けてきた。

本当は聴こえていたのに、それを叶える力が自分にはない気がしていた。根拠のない私の考えに、親も友達も味方をしてくれるはずがなかったから、不安で拠り所がなく、諦めた方が楽だと思っていたのだ。

しかしどんなに聴こえないフリを続けても、「心の声」からは逃れられないのだと悟った。本心を受け入れて生きるようになってから、以前よりずっと幸せだと思うようになった。

だからもし、今の生き方に違和感を感じている人や、親の言う通りに生きているはずなのに不安で苦しいという人がいれば、ずっと囁いている魂の声に耳を傾けてあげて欲しい。

一番の味方は自分しかいないのだから。

本心を信じることから、本当の人生は始まるのだから。

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