カメラで写真を撮ろうと思ったきっかけ
スマホで綺麗な写真を撮れる時代に、一眼レフカメラを買った。
なぜなら私は、単純に「綺麗な写真」を撮りたいワケではなかったからだ。
最近になって写真を撮り始めたカメラ初心者の私だが、今回から「カメラ初心者の学び」シリーズと題して、写真について考えたことを備忘録的に書いていきたいと思う。(いつまで初心者にするかは未定、、)
まずは「なぜカメラで写真を撮ろうと思ったのか」について書いていきたい。
一眼レフで写真を撮りたいと思ったワケ
スマートフォンで気軽に写真が撮れる時代に、「どうしてカメラで写真を撮りたいと思ったのか」について話したいと思う。
スマートフォンでは撮れないものがあると気づいた
カメラで写真を撮りたいと思った最初の理由は、「スマホでは撮りたい写真が撮れないこと」に気がついたからである。
私は喫茶店に通うことが好きで、喫茶店について書かれた本やブログを読むことも好きだ。本や雑誌に掲載されている喫茶店の写真を見て、「私もこんな風に撮りたい」と思ったことが、写真を撮りたいと思うきっかけとなった。
しかしスマホでマネして撮ろうとすると、プロが撮った写真とは何かが違う。背景のボケが不自然になるし、画質もハッキリしすぎていた。そこで喫茶店の本をよく読んでみると、「SONYのカメラで撮っています」との記載を発見。
「私もカメラで撮ったら理想の写真が撮れるのかな」と感じたことが、一眼レフカメラで写真を撮ることの最初のきっかけとなった。
時間と心に余裕ができた
時間と心に余裕ができたことも、カメラで写真を撮るきっかけとなった。
カメラを趣味にすると、写真を撮りに行く時間や、見本の写真を探す時間、撮り方を追求する時間など、写真に費やす時間が多く必要となる。
「理想の写真を撮りたい」と息巻いて中古のカメラを購入した私だが、当時はデザイン、WordPress、心理学、と同時並行で勉強していたことがたくさんあったので、とにかく時間が足りなかった。そのため結局は、せっかく手に入れたカメラを2年も眠らせることになってしまった(笑)
最近になって色々な勉強が落ち着いたため、「写真に向き合う」ための時間と心の準備ができたことも、写真を撮り始めようと思うきっかけとなったのだ。
写真集から受けた影響を受けた
ある写真集に出会い、「写真に心を動かされる」経験をしたことも、カメラで写真を撮りたいと思うきっかけになる出来事だった。
私は本屋さんに行くことが趣味なのだが、たまたま写真コーナーの前を通ったときにふと目に入ったのが、川島小鳥さんの写真集『未来ちゃん』だった。
小さなおかっぱの女の子が、田舎で生活している様子を撮った写真集。未来ちゃんにとてつもない魅力を感じた私は、はじめて写真集を購入した。
家に帰って写真集を開いたとき、人生ではじめて写真を見て泣いた。
未来ちゃんは、幼い頃の記憶そのものだった。雑多な祖父母の家に、散らかったおもちゃ。寝て、泣いて、ご飯を食べて、小さな目で世界を眺めていた、忘れかけていた日々。
写真って単純な「綺麗」とか「映え」とかじゃなくて、目に見える以上のものを写す力があるんだと、気づかされたのだ。
川島小鳥さんの写真集との出会いは、写真について一歩踏み出すきっかけをくれた、大切な出来事だった。
▼『未来ちゃん』川島 小鳥
まとめ
以上が、カメラ初心者の私が「カメラで写真を撮ろう」と思ったきっかけである。
私が写真を始めた理由が、「カメラを買おうかどうか悩んでいる」方たちの、ちょっとした後押しになったら嬉しいと思う。
最近はカメラ系YouTubeの動画見たりするが、カメラを買ったきっかけって本当に人それぞれだ。学校の授業がきっかけだった人もいれば、アパレル勤務で服を綺麗に撮りたいと思ったことがきっかけの人もいるらしい。
理由は様々だけれど、「なぜ撮りたいのか」「何を写したいのか」って、結局はその人の写真に表れるのかもしれないと思う。
いつかの日か、「私はこういうきっかけで写真を始めたから、こんな仕上がりになっている」という答え合わせをするときに、今回の記事が役立ったらいいな、という個人的な思いもあったりする。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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