ナツリンブログ

【WordPress】オリジナルテーマ制作に向けたコンセプト作り(概要編)

【WordPressオリジナルテーマ制作体験談】サイト全体のコンセプト作り

どうも、ナツリンです。

趣味でWordPressのオリジナルテーマをつくる中で、一番最初に行ったのがコンセプト作りでした。そこで今回は「オリジナルテーマ制作のためのコンセプト作り」について体験談を書きたいと思います。

少し長くなりそうなので「概要編」と「デザイン編」に分けて、今回は前半の「概要編」の話をしていきます。

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コンセプトとは何か

まず「コンセプトとは何か」という点を明確にしておきたいと思います。

私のブログにおいては次のような定義で進めたいと思います。いつも助けてくれている、ChatGPTが言語化してくれたものです。

「コンセプト」とは、物事の基本的な考え方や方向性、核となるアイデアのことを指します。ブログや商品、サービス、デザインなど、何かを作るときに、その「軸」や「土台」となるものです。

具体的に言うと…

誰に向けたブログか?(例:20代女性の一人旅好きに向けた)

どんな価値を提供するか?(例:女性一人旅でも安心して楽しめる情報)

どんなトーンや世界観か?(例:ナチュラル・やさしい・写真多め)

つまり「コンセプト」とは、ブログ全体の方向性や伝えたいことの軸のことだとイメージしてもらえたらOKです。

コンセプトを考えた方が良い理由

「オリジナルテーマ制作においてコンセプトって必要?」という点についてですが、私は過去にブログをやっていた経験から「一貫性のあるブログ作りのためにはコンセプトが必要」だと考えています。

コンセプトが曖昧なままブログを続けていると、「何のためのブログなんだっけ?」「誰のために書いているんだっけ?」などの迷いが生じてくることがあるからです。そして迷走が始まると、投稿内容や文章スタイル、デザインなど、全てにおいて一貫性のないブログになってしまったりします。

ブログが「自分のためのもの」であっても、「収益を目指さないもの」であっても問題ありません。ただ一貫した軸さえあれば良いと思っています。

「誰のための」「何を目的とした」「どのようなスタイルで書く」ブログなのかを決めておくことで、デザインをつくったり、記事を執筆したりする際に、迷いなく軸をもって進められるのではないかと思います。

コンセプト作りの手順

それでは、実際にどのような手順でコンセプトを考えていったのか。私が実際に行った方法を書いていきます。

概要の書き出し

まず初めに行ったのが、「概要の書き出し」です。

Googleスプレッドシートを活用して、次のような項目を箇条書きにしていきました。ここではカッコ内に「旅行ブログ」例にしたケースを記入しています。

  • 目的(例:旅行について安心・安全な情報を届けること)
  • 目標(例:半年以内にアフィリエイトで月1万円の収益を得る)
  • ターゲット(例:30代のひとり旅に興味がある初心者の女性)
  • テーマ(例:女性のための、安心で自由なひとり旅ガイド)
  • 独自性(例:女性目線での安全情報や、“映えスポット”の紹介)
  • スタイル(例:丁寧で親しみやすい言葉づかい、写真多め)
  • ビジュアル(例:ナチュラルで優しい色合い、ノート風)
  • コンテンツ(例:旅のルート紹介、スポット紹介、持ち物リスト)
  • 更新頻度(例:週1回、1記事ずつ丁寧に更新)
  • キーワード(例:「女性 ひとり旅」「ひとり旅 安全」)

この時、「自分に得意な領域なんてないよ」と思ったりして、具体的に書けないことが多いと思います。

私の場合は、コンセプトを考えるための補助ツールとして、次のようなフレームワークを活用してアイデアを発散させていきました。

マインドマップの作成

マインドマップとは、「中心となるアイデアやテーマから放射状に関連する情報やアイデアを展開させる」思考ツールのことです。頭の中にあるアイデアの発散を助けてくれます。

私はFigmaというWebツールを活用してマインドマップを作成しましたが、手書きでノートに書く形でもOKです。一度頭の中にある考えを全部書き出して、「どのようなブログなら今の自分でも書けそうなのか」を模索することが大切だと感じました。

マインドマップのイメージ画像
マインドマップの例

ペルソナの作成

ペルソナとは、「詳細な設定をした架空の顧客プロファイル」のことです。 氏名・年齢・ライフスタイル・価値観など、あたかも現実に存在するような人物像を設定することで、具体的な商品開発やサービスの改善を行うためのマーケティング手法として、よく活用されています。

私はGoogleスプレッドシートに箇条書きにしてペルソナをつくりましたが、こちらもFigmaのテンプレートを活用したり、手書きで作成したりしてもOKです。

ざっくりとしたイメージで大丈夫なので、「こういう人に届いたらいいな」と想像できるようになることが大事だと思います。ちなみに私の場合は、過去の自分をそのままペルソナにしました(笑)

ペルソナのイメージ画像
ペルソナの例

カスタマージャーニーマップの作成

カスタマージャーニーマップとは、「顧客が自社製品・サービスの購入や登録といった意思決定に至るまでのプロセス(旅)をまとめて可視化したもの」です。こちらもマーケティングにおいて活用される手法になります。

私の場合は、先ほど作成したペルソナが「ブログを知らない状態」からスタートして、「ブログを毎日見に来てくれる状態」のゴールに至るまで、どのようなことを行えばペルソナが喜んでくれるのか、イメージしながら埋めていく形で進めました。

「SNSを活用できるかもしれない」「自分のサービスがあったらそこから来てくれるかも」など、まだ実現できてなくても大丈夫なので、夢を膨らませるイメージで書いていきました。

こちらもFigmaを活用して作成しましたが、もちろん他のツールを使ったり、手書きで作成したりしても全く問題ないです!

カスタマージャーニーマップのイメージ画像
カスタマージャーニーマップのイメージ

まとめ

これまでの内容をまとめると、私がWordPressのオリジナルテーマ制作のために行ったコンセプトづくりは、次のようになります。

コンセプトとは、「誰に」「何を」「どのように」届けるのかを定義したもので、ブログおよびオリジナルテーマ全体の方向性の軸になるものです。

「マインドマップ」「ペルソナ」「カスタマージャーニーマップ」などの手法を活用することでで、オリジナルテーマの方向性を決めることができました。

少し補足を述べると、コンセプトをつくることは大切ではありますが、「最初から絶対に正しいものをつくる」とは思わなくて大丈夫だと思います。

何事もトライ&エラーで模索し続けていくことが大事だと思うので、「初期につくったものが絶対に正しい」とは思わずに、「まずは試しにつくってみよう」くらいの軽い気持ちでやってみてOKです。その感じで一応オリジナルテーマは出来上がったので(笑)

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました!

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