アンニョン~!(謎に韓国語)
今回は最近読んだ本の感想を書こうと思います📖
お洒落な洋服や雑誌を見るのは大好き!
だけどコーディネートには全く自信なし😅
そんな私がお洒落になることを目指すべく、
ファッションの歴史を知るために買ったのがこちらの本、
「ファッションスタイル・クロニクル イラストで見る”おしゃれ”と流行の歴史」でした。
この本の内容がすごくよかったので、今回ご紹介しようと思います…!!
▼『ファッションスタイル・クロニクル イラストで見る”おしゃれ”と流行の歴史』
本の内容
ファッションスタイルは、その時代の空気が作り上げるもの。
「ファッションスタイル・クロニクル」は、古代から現代まで、
ファッションスタイルの系譜を、その時代の背景と共に、イラストで伝える本になります。
著者である髙村 是州さんが描き下ろしたイラストと共に、
300以上のスタイルが紹介されているため、かなり見応えのある内容ですよ…!
本の魅力
まずは、読んで素晴らしかった、「ファッションスタイル・クロニクル」の魅力をご紹介します!
再現度の高いイラスト
この本の凄さは、髪型・メイク・アイテムの1つ1つまで、
史実を忠実に再現度したイラストの素晴らしさにあります。
本の導入部分に書かれた一節をご紹介。
本書のイラストは全て、ファッション・イラストレーションの画法を用い、
「ファッションスタイル・クロニクル イラストで見る”おしゃれ”と流行の歴史」
時代考証の作業を行い当時のファッション・アイテムを調べた上で、
その時代の雰囲気が表れるようアイテムをコーディネートしてイラストを完成させています。
さらに、この一節。
衣服の色や形、組み合わせ方だけではなく、
「ファッションスタイル・クロニクル イラストで見る”おしゃれ”と流行の歴史」
人物に対する衣服の丈やボリューム感も、
できるだけその時代の流行に沿って表現することに留意して作成しています。
何たる再現度の高さ!!
著者である髙村 是州さんは、文化学園大学の大学院教授を務めるなど、
ファッションデザインの研究家であるため、
実際のファッションをイラストで忠実に再現することができるのですね!
そして、絵がめちゃくちゃ上手くて、女の子の絵が可愛すぎるんです…😳
時代背景まで含めた解説
ファッションが、その時代ならではの産物なのだということを理解することができるのも、
「ファッションスタイル・クロニクル」の素晴らしい点です。
例えば、1970年代後半に生まれた、パンクファッションの解説がこちら。
パンクファッションの破れた服やスタッズなど、
アイテムの1つ1つに、「失業に苦しむ若者の怒り」が表現されていることが理解できますね。
現代を生きる私たちは、何となくの理由で洋服を選ぶことが多いのですが、
歴史をたどると、それぞれのファッションが、明確な理由をもって生まれてきたことがわかります。
また、パンクファッションの代表格は、
セックス・ピストルズのヴォーカル「ジョニー・ロットン」であると記載されていますが、
さらに読み進めていくと、
セックス・ピストルズの生みの親が、ヴィヴィアン・ウエストウッドであることが記載されています。
つまり、ヴィヴィアン・ウエストウッドとパンクファッション、そしてロック音楽が、密接に関係していたということです!
このように、
読み進めるうちに、ファッション史の点と点が繋がるような面白さが実感できる点も、
この本の魅力だと思います。
本を読んで得られるもの
何事も歴史や起源を辿っていくのが好きな私にとって、
ファッションを根本から理解することができる「ファッションスタイル・クロニクル」は、
何度読んでもワクワクすることができる、本当に素敵な本でした。
しかし、ただ読んで楽しいだけではないのが、この本のすごいところ。
ここからは、日常生活において、
「ファッションスタイル・クロニクル」が実践的に役に立ったことをお伝えしますね🤭
ファッションのジャンルが理解できるようになる
この本を読んで一番大きな収穫だったのは、
ファッションのジャンルが理解できるようになったことです!
今までの私は、
“とりあえずトレンチコートは必要かな” “何となく白Tシャツ欲しいな”
という思考で、ジャンルなど考えずに、直感で洋服を選んでいました笑
しかしこの本を読んでからは、
・トラディッショナル ・ロック ・カジュアル
など、ファッションには大まかなジャンルがあることを理解できるようになりました。
また、
・トラディッショナル →ブレザー ネクタイ ローファー チェック柄 ・ロック →ライダースジャケット 細身のシルエット ドクターマーチン グリッター ・カジュアル →Tシャツ スウェットシャツ ジーンズ スニーカー
など、ジャンル別にアイテムを選択できるようになることで、
”カジュアルなアイテムを中心に、少しロックな要素を加えたコーディネートをしてみよう!”
という風に、ファッションで「外し」という遊びができるようになりました。
何でも基礎をわかっていてこそ、外しができるものだと思います。
だからこそ、ファッションの基礎を学ぶことができる本って、本当に意義がありますよね!
好みのスタイルが見つかる
この本を読んでから、
今まで漠然としていた「自分の好み」が理解できるようになりました。
今までの経験で、何となく好みが出来上がっていたとしても、
それを言語やビジュアルで表現できている人は少ないと思います。
本を読み進めて300以上のイラストを見ていけば、
必ず好きなファッションを見つけることができますし、
自分の好みを、言語とヴィジュアルの両方で表現ができるようになります。
例えば私の場合、
一番自分にしっくりきたのが、こちらの「ギークシック」のスタイルでした。
・ベレー帽 ・大きなメガネ ・ドクターマーチン
など、ヴィジュアル面で好きなアイテムが多かったのですが、
“性をアピールしないファッション” “他人の評価を気にせず楽な格好が一番”
というキーワードを見て、
まさに自分の考えが、無意識にファッションに反映していたのだと理解することができました。
このように、好みのファッションを知ることで、その背後に隠れた自身の無意識の考えを言語化できるようになる点も、この本の素晴らしさだと思います。
自分の好みがわかるようになれば、それに合わせたアイテム選びもずっと楽になりますよね!
それでも洋服選びに迷った時には、イラストのかわいい女の子と同じコーデをすることだって、
できちゃいますよ🤗笑
まとめ
今回は、
「ファッションスタイル・クロニクル」について書きましたが、いかがだったでしょうか?
すでにファッションに自信がある人であれば、
ファッションの歴史や起源について詳しくなることができますし、
ファッションに自信がない人であれば、
好きなジャンルを理解したうえで、洋服を選ぶことができるようになります。
何事も、歴史や起源から理解することで、もっとずっと好きになることができますよね。
この記事がきっかけとなって、
ファッションの面白さに興味をもってくれる方が増えたら、嬉しい限りです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!!
また次回の投稿をお楽しみに~🤭🤭
▼『ファッションスタイル・クロニクル イラストで見る”おしゃれ”と流行の歴史』
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